剣盾ダブルシーズン3使用構築
ドラパサマヨスイッチドサイガノン。
8世代シーズン3、最終52位。INC Feb. レート1600くらい。
・構築経緯
環境的にトリルが強く、またこの指・サイチェンが多い事から全体技が刺さると考え、7世代でも使っていたをトリル下で並べての地震放電を軸として考え始めた。
そこで地震放電無効でトリルがあり、今作強化されたテレポートのあるを採用。
さらにトリル始動役が複数いれば決まるだろうと安易な考えから、
というガチガチのトリパを雑に組む。
しかし予想通り、相手のトリル対策を見せつけられるだけでうまくはいかず、やはり高速アタッカーが必要だと感じた。
そしてまた軸であるはダイマを前提とはしていなかったので、
ダイマエースとして単純な考えで思い浮かんだ弱保を採用し、
自ら弱保起動できるよう、影撃ち持ちのを横に添えた。
には疑問を感じていたので、トリルと火力があってしっかり下から殴る事ができ、また既に決まっているトリルアタッカーがで、物理と特殊のバランスも取れるを最後に入れて構築は完成とした。
・個体解説
勇敢 H4 A252 D252
191-211-150-*-107-40
選出率50% ダイマ率5%
・調整
なし AD振り 残りH S最遅
・解説と感想
構築の軸。範囲火力を押し付けていく。
トリルが張られている状態で降臨して相手をなぎ倒すのが役目。
鬼火等の異常を嫌ってラムを持たせていたが、出番は後発がほとんどで、試合後半は状態異常が少なくラムの必要性を感じず悩んでいたところ、爪雪崩の無限の勝ち筋に惹かれ先制の爪に。ラムよりははるかに発動したが有効なものは数えるほど。INCでは0。
ミリ耐えされることがちょくちょくあったので、柔らかい砂等、火力UPアイテムが良かったと思う。弱保と珠は取り合い。
基本的に地震を撃ちたいが、味方巻き込みが辛い時がやはりあるので馬力と両採用。
冷静 H252 C252 D4
184-*-110-216-96-43
選出率50% ダイマ率2%
・調整
なし HC振り 残りD S最遅
・解説と感想
構築の軸その2。信頼の火力。
環境的に電気の通りは悪くないので隣がなら放電をぶっ放す。
耐久がそこそこあるので当初は磁石にしていたが、対辺りに打点が欲しく珠ダメは痛いが珠に変更。
浮遊は優秀な特性。ごく稀に虫技が欲しくなった。
基本的には放電を撃ちたいが(略)。
単体火力が必要な場合もある。
控え目 H212 C252 S44
190-*-95-167-95-168
選出率80% ダイマ率90%
・調整
S最速100族抜き C全振り H残り
ダルマの氷柱、ジュラルドンのダイドラ辺りを耐える
C2↑ダイドラでH振りダイマ、ダイサンダーで無振りを確1
・解説と感想
ダイマエース。ほとんどの試合で選出。
基本的に自パーティーの見た目がガチトリルの為、初手にトリル対策の2体が出てくる事が多く、それに対しの影撃ちと合わせて1~2体持っていき、トリルに繋ぐのがこの構築の基本プラン。が、そのまま4タテする事もある程のパワーがある。
ダイマ前提の為、サブウェポンは威力140になる大文字と雷。
Sが辺りに抜かれてるのが辛かったが、相手視点ではそれは分からないのと耐久もこれ以上落とすわけにはいかなかったのでごまかした。
守るが欲しい場面もあったが、天候書き換えと構築内に他にないので炎技を切る事も出来なかった。
は単体性能が半端なく高く、はっきり言ってめちゃくちゃ強い。
構築的にミラーがしんどいのが致命的だった。
生意気 H252 B180 D76
147-87-173-*-176-27
選出率85% ダイマ率0%
・調整
H全振り D11n B残り S最遅
Dを11nにしつつBDがほぼ同値になるように調整。特に調整先を思いつかず、この方が直感的にダメージを予測しやすい為。
耐久指数が自分のダイマとほぼ同じで少し硬い程度なので、受けるダメージを計算し易かった。
Aの個体値はVでなく25くらい。別になんでも良かったので。
・解説と感想
トリル始動、弱保起動要員。
初手に相手のトリル対策が出てきてかなりのヘイトが集まるので、猫無効のタイプと優先度のある影撃ちで集中砲火すらすり抜けて弱保を起動し、に暴れてもらう。
次ターン、ドラパを放置出来なくなった相手がターゲットをドラパに変更したところですかさずトリルを張るという流れが一番多かった勝ちパターン。挑発を撃たれることもあったが、そもそも攻撃技を選択しているのでダメージレース的にアドバンテージになることも多かった。
そして特性おみとおしが強力で、襷勢(等)には影撃ちとの抜群技を重ねて何もさせないまま落とす事が出来た。
また、を代表とする誰が何持っても強いような構築にも、表2体の持ち物が分かる事で裏の持ち物も予想が立つのでその本来の部分でもありがたかった。
呼びやすいのか、よく選抜で出てくるにも影撃ちダイホロウががっつり刺さった。
初めはサイチェンを覚えさせていたが、自主退場してもらいたく呪いに変更。INCでは置き土産に変えて臨んだが、呪いとは一長一短で結局どっちでも良かった印象。呪いは対象選択出来ない謎の弱体化が痛すぎる。
冷静 H252 B4 C252
164-*-116-206-123-30
選出率50% ダイマ率2%
・調整
なし HC振り B残り
・解説と感想
トリル始動兼特殊アタッカー。
火力はしっかりと高く、範囲攻撃もあって優秀。通りもよい。マジシャダブルダメで
無振りを7割も削る。ただ、その火力の高さと脆さからか、ヘイトの集まり方が異常で全く放置されない印象が残っている。守るはあったが場にいる時間か一番短かったように思う。もう少しを通せる立ち回りを工夫できたら良かったかも知れない。
命の雫が欲しい場面があったが技スペが足りない。
勇敢 H84 A252 D172
191-211-115-*-107-45
選出率50% ダイマ率1%
・調整
H16n-1(火炎玉ダメ最小) A全振り D残り
・解説と感想
物理アタッカー。ワイガによるトリル始動サポート。
最初はチョッキで使っていたが、を筆頭になどの明らかに範囲技を撃つポケモンが環境に一定数居たのでワイガを搭載し、火炎玉を持たせた。
トリルが切れる前に相手を落とし切りたいので、火力を上げる意味でも正解だったと思う。
しかしの技は一番悩んだ。レートでは等倍でぶち抜いて欲しい場面が多く、ドレパンでは火力不足を感じ、更にHP吸収のありがたみを感じることが少なかったので、INCではインファに変更した。が、INCではが多すぎてバンドリにはドレパンで十分でインファのBDダウンが痛いので変更は失敗だった。
また冷パンの枠も、が重かったので毒突きや、汎用性の高い雪崩、ダイマした時に強い雷パンとも迷ったが、この構築ではどうしても重いの並びを意識して冷パンで確定とした。
マッパも使用頻度は低かったが、勝利を決める場面が必ずあるので外せなかった。
構築的にそもそもでいいのか分からなかったが、他に思い浮かばなかったので使い続けた。スペックは当然高いので活躍はしっかりしてくれた。
・選出と立ち回り
基本選出
先発
後発
1ターン目、影撃ち弱保起動からのダイマ技で1体落とす。
2ターン目、がもう一体落として死ぬ。がトリル。
3ターン目、が地震。退場。
4ターン目以降、地震。放電。
が理想パターン。
実際は
先発
後発から2体
となり、臨機応変に対応していくが、後発トリル組はどう並んでもそこそこやってくれる。ブリムがいなければ、サマヨでしっかりトリルを貼らないとかなり苦しくなるので注意。
、、などはこれで行く。
トリル系にもこの出し方で、でトリルを返す動きもある。
VS
最強の構築。どの組み合わせで来るか予測が困難で、勝てる対面はあるが出し負けると辛い。
基本選出で行くか、
先発
後発
で行くか。
相手の先発が絡みの場合、に攻撃+襷ケアのマジシャというムーブが多く、ワイガで防いでトリルが貼れる。
なら、を対面させているので不利ではない。
厳しい相手
VS
に打点がほとんどなく、処理に時間がかかり追いつけなくなる。
VS
めんどくさいから切った。
終わりに
完成度としてはまだまだ詰めが甘かったですが、なかなかパワーのある構築が組めて満足しています。辺りの個人的に好きなポケモンにも活躍してもらえました。
ただを軽く見ていたわけではありませんが、認識が甘かったようでかなり苦労させられました。の雪崩との放電があるので、この指だろうがサイチェンだろうが余裕だろうと思っていたのですが、こいつらを通すまでに、その準備段階でが邪魔すぎてうまく対面させられなかったという感じです。同様にとも重く、一応突破するプランはあったのですが、そこにたどり着くまでに崩されている状態になる事が多く、こういった部分がプレイング、構築の今後の課題だなと思いました。
また、有利にトリルを貼れた試合でも、めちゃくちゃうまくトリルターンを枯らされたりもしたのでうまい人はうまいなぁといった感じです。
反省点は尽きませんが、ドはまりして爽快な試合もあったし使っていて楽しい構築でした。
シーズン3はさすがに上振れていたと思いますが、シーズン4も頑張りたい思います。